農作業中の熱中症に注意しましょう!
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担当:地域振興課 / 掲載日:2025/06/17
夏に向けて、農作業中に熱中症になる人が増えています。
熱中症は、重篤な場合は死に至ることもある病気ですが、正しい知識を身につけ適切な対策を行うことで、未然に防ぐことができます。
「対策例」
・涼しい時間に作業しましょう。
・こまめに涼しい場所で休憩しましょう。
・水分だけでなく塩分もとりましょう。
・帽子で日差しを遮り、汗を逃がしやすい服装で作業しましょう。熱中症対策グッズも活用しましょう。
・特に高齢者は、体内の水分量が減少していたり、暑さやのどの渇きに対する感覚が弱くなるため、水分補給や休憩に努めましょう。
・体調の悪い場合には、農作業を行わないようにしましょう。
・なるべく二人以上で作業しましょう。
農作業中の熱中症による死亡事故は、近年は増加傾向にあるなど、こうした情勢の中、熱中症対策が義務化されることとなりました。
義務化された内容につきましては、下記の3点です。
農業者等に対して、熱中症があった際に対応できるよう、
1.早期発見のための体制整備(連絡先、担当者、報告方法など)を定める。
2.重篤化を防止するための措置の手順作成(応急処置、医療機関への搬送など)を定める。
3.その内容を関係作業者に周知する。
適切に行わなかった場合の罰則(6月以下の懲役又は50万円以下の罰金(労働安全衛生法第119条))もあります。
※義務化の対象となる作業は、暑さ指数(暑さの厳しさを示す指標)28以上または気温31度以上の環境下で、連続1時間以上または1日4時間を超える作業となります。
また、「熱中症かな?」と思ったらすぐに作業を中断してください、そして状況に応じて応急措置や病院で手当を受けましょう。
まだまだ大丈夫という考えや意識は非常に危険です。
「熱中症の代表的な症状」
手足がしびれる、冷たい、めまい吐き気がする、ズキンズキンとした頭痛がある、汗をかかない体があつい、意識障害がある、体がだるい、まっすぐに歩けないなどがあります。
「応急措置の例」
涼しい環境へ避難しましょう、服をゆるめて風通しをよくしましょう、水をかけたり扇いだりして体を冷やしましょう、水分・塩分を補給しましょう。
※意識がない場合、自力で水が飲めない場合、応急処置を行っても症状が良くならない場合はすぐに病院で手当てを受けるようにしてください。

地域振興課 〒781-6402 高知県安芸郡奈半利町乙1659-1 Tel:0887-38-8182